ふじた未来入試は二次試験での❝逆転合格❞が起きやすい

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。

先日、ふじた未来入試の二次試験合格発表がありました。高3一般枠13人、独創一理枠3人の方が最終合格されました。

注目された独創一理枠の結果

最大3人まで合格者を出すとされた独創一理枠はぴったり3人の合格者を出しました。その分、高3一般枠の合格者が減らされるかと思いましたが、今後の入学辞退者を見込んだのか、高3一般枠の合格者は13人でした。

募集人員12人の枠に高3一般枠と独創一理枠を合わせて16人の方が合格されました。

独創一理枠は専願なので基本的に繰り上げ合格はありませんが、高3一理枠は入学辞退者が出れば補欠者が順に繰り上げ合格になります。昨年は3月13日に補欠順位1番の受験生が、高3枠・専願枠ともに繰り上げ合格になっています。（専願のはずの専願枠でも入学辞退があったようです）

1次合格最低ラインは5割超？

ふじた未来入試は試験が終わった後に、受験者全員に得点開示がされます。それによると、1次試験受験者の平均点は83.7点(41.9%)、最高点は165.0点、最低点は19.0点でした。1次試験は英語100点、数学100点の合計200点です。

昨年に引き続き、マークシート部分の足切点は設定されませんでした。英語のマークシート部分は60点、数学のマークシート部分は70点、1次試験受験者のマークシート部分の平均点は66.3点(51.0%)でした。

メルリックス学院から高3一般枠で合格した生徒の得点を見ると、1次試験の合格最低点は200点満点中、100点台前半ではないかと推測されます。1次試験は半分ちょっと取っていれば合格できたようです。

ただし、それだけでは2次試験を突破することはできません。メルリックス学院から2次試験を受験した生徒達は軒並み2次試験、特に個人面接で8割を超える高い得点を挙げ、2次試験で❝逆転合格❞しています。

❝逆転合格❞が起きやすいふじた未来入試

今年から高3一般枠と独創一理枠の合否判定は同じ基準で行われるようになり、合わせて145人が受験しました。メルリックス学院からは高3一般枠と独創一理枠の両方で合格者が出ましたが、合格者の総合点はいずれも60％台でした。

高3一般枠で合格した生徒よりも、独創一理枠の生徒の方が高い得点で合格しているケースもあり、卒業子女枠といえどハイレベルな争いになったようです。

それにしても毎年、メルリックス学院の生徒達は2次試験で高得点を取って❝逆転合格❞するケースが多く見られます。

それは言い換えれば、逆転合格されている受験生がいるということです。1次試験で30番台の成績だった生徒も2次試験で逆転して上位13人に入っていますから、逆に2次試験で順位を落としている受験生もいることになります。

メルリックス学院では今年もふじた未来入試の二次対策講座で講義課題、個人面接、グループディスカッションを行いましたが、藤田医科大学の元准教授である前野芳正先生のご協力を得て、的を射た対策をすることができました。

藤田医科大学の一般選抜や共通テスト利用選抜では、講義課題やグループディスカッションはありませんが、個人面接には40点の配点があります。得点開示を見ると、個人面接でも差がついており、10点、20点の差は簡単にひっくり返っています。

まずは学力試験であることは言うまでもありませんが、1次合格したら2次試験も抜かりなく準備したいものです。

藤田医科大学の一般前期・共通テスト利用前期の出願は12月11日(月)から始まります。英語と数学の出題傾向はふじた未来入試と一般選抜で非常によく似ていますので、不合格だった方にとってはリベンジのチャンスです。

※メルリックス学院名古屋校では【藤田医科大学一般選抜プレテスト】を12月24日(日)に実施します。ぜひ本番を想定した予想問題プレテストを受けて、今の自分の実力を把握する材料にしてください。

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