【2024藤田】藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期に合格するための対策

皆さん、こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤です。


藤田医科大学医学部は、2024年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで、32大学中14位。入試難易度は偏差値65.5となっており、東海地方屈指の人気校です。今回は「私立医学部偏差値ランキング」ブログの一環として藤田医科大学医学部一般前期入試についてお伝えしたいと思います。




目次[非表示]

  1. 1.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の入試概要
  2. 2.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の試験結果
  3. 3.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の英語
  4. 4.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の数学
  5. 5.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の化学
  6. 6.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の生物
  7. 7.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の物理
  8. 8.●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の面接
  9. 9.●私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング
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●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の入試概要

藤田医科大学医学部一般前期入試は、一次試験が2月4日(日)、二次試験が2月12日(月・祝)または13日(火)で実施予定となっています。試験会場は一次試験が名古屋(名古屋国際会議場)、東京(五反田TOCビル)、大阪(新梅田研修センター)・本学、二次試験は本学のみとなっています。


例年一次試験は1月の中旬頃の実施でしたが、2024年度入試は2月実施という日程の変更がありました。一次試験の合格発表日は2月8日(木)、二次試験の合格発表日は2月14日(水)になります。2024年度入試の志願者数は1,963名で、志願者数が2000人台を切った2019年度入試以降では、最多の志願者となりました。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の試験結果

2023年度入試では、志願者が1,747名、そのうち1,673名の方が一次試験を受験し、400名※の方が一次試験に合格しました。そこから二次試験を経て251名※の方が正規合格しました。2023年度入試では例年以上に欠員が少なかったことから繰上合格者は19名に留まり、最終合格者は270名※、合格実質倍率は6.2倍という結果になりました。


合格最低点は、2023年度入試は309点、2022年度入試は366点、2021年度入試は312点といった結果で、問題が易化した2022年度入試を除いて、例年では50%前後がボーダーラインとなっています。

※の付いた数値はメルリックス調べ


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の英語

では最初の試験科目の英語から見ていきましょう。出題形式はマークと記述の混合型です。2022年度入試から大問数が5から6に微増されましたが、そこからは大問1番~4番がマーク式、大問5番~6番が記述式という出題で定着しています。


大問1番・2番が文法問題(短文完成、語句整序)、大問3番・4番が長文(内容真偽、語句補充)、大問5番が記述式(和訳、要約など)、大問6番が英訳問題といった出題になります。例年マーク式と記述式の配点が120点:80点であることから、マーク式の問題でいかに点数を落とさないかが合否を分けると言っても過言ではありません。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の数学

藤田医科大学の数学は、英語同様にマークと記述の混合型です。大問1番がマーク式、大問2番と3番が記述式の問題になっている。大問1番は小問集合で、他大学では出題頻度の高くないデータの分析なども頻出であるように、幅広い単元から出題される。


普段から穴の学習ができているかが問われています。大問2番・3番は上位国立大学で出題されるような問題が目立ち、証明問題も出題されることもあります。マーク式問題には基準点があり、基準点を越えていない場合には不合格になるため、まずは大問1番の小問集合で着実に点数を積み重ねることが重要となります。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の化学

化学は例年5~7題構成となっています。2023年度入試では、6題構成であり、第1問は硫化水素の電離平衡と溶解度積からの定番問題。第2問は酸化還元反応の問題。第3問は選択問題で①~㉕から一つ解答を選ぶ問題で幅広い知識を要する。第4問は無機分野から塩の推定問題で非金属・金属両方の知識を要する。第5問は糖類からの出題。第6問はエステルからの出題。各設問とも標準問題であったが、時間配分に苦労するような内容でした。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の生物

例年大問4題の構成であります。出題テーマや問題自体は一般的なものが多く平易であります。実験問題に関しても教科書や図説に載っている程度であり、受験生なら誰しも見たことがあるようなものが出題される傾向です。


近年、生態系や生物の行動、生物と環境の問題が良く出題されています。また、医学部ということもあり、DNA関係は出題の頻度が高く、複製や転写・翻訳のしくみやバイオテクノロジーなどはしくみを含めしっかりと覚えておきたいところです。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の物理

例年大問4題の構成であります。力学2題と熱力学、波動が各1題出題されています。全分野から幅広く出題されるので、苦手な分野ややり残している分野は減らしておくことが大切です。描画や記述も出題されるので、過去問は必ず確認しておきましょう。


2023年度入試の合格者平均点は48.1点と半分を切っているので、最後まで諦めることなく解ける問題から1点でも多く積み重ねていきましょう。


●藤田医科大学一般入試(一般選抜)前期の面接

藤田医科大学の二次試験は小論文がなく、面接のみになります。面接には40点の配点があり、2023年度一般前期入試の面接点は平均点が21.1点、最高点が35点、最低点が10点といった結果でした。成績開示結果からみるに20点の受験生が最も多かったようです。


藤田医科大学一般前期入試の面接試験では、個人面接が2回とMMIが2回実施されます。個人面接ではアドミッションポリシーに関する質問が毎年されますので、アドミッションポリシーは事前に必ずチェックしておきましょう。MMIは、受験生が困難な状況下でどのように行動するか、アドミッションポリシーを基に評価をしています。



※藤田医科大学医学部一般前期入試に関するより詳細な分析つきましては、2月3日(土)に名古屋校にて前日セミナーも実施予定ですので、是非そちらにご来場いただき、受験に向けての気持ちの最後の整理の場としてご活用いただければ幸いです。





●私立医学部医学科一般入試(一般選抜)偏差値ランキング

2024年度版【私立医歯学部受験攻略ガイド】に掲載している「入試難易度ランキング」は以下のようになっている。(ガイドP.46に掲載)


大学名

入試難易度
1位

慶應義塾大学

72.5
2位

東京慈恵会医科大学

70.0
3位

日本医科大学

69.0
3位

順天堂大学

69.0
5位

自治医科大学

68.5
5位

東北医科薬科大学​​​​​

(A方式)

68.5
5位
国際医療福祉大学
68.5
5位

大阪医科薬科大学

68.5
5位

関西医科大学

68.5
10位

産業医科大学

67.5

11位
昭和大学

66.5

11位

東京医科大学

66.5

13位

東邦大学

66.0

14位

東北医科薬科大学

(B方式)

65.5

14位
藤田医科大学
65.5
16位
日本大学

65.0

17位
近畿大学

64.5

17位
兵庫医科大学

64.5

19位
杏林大学
64.0
19位
帝京大学
64.0
19位
東海大学
64.0
19位
愛知医科大学

64.0

19位
東北医科薬科大学
(一般)

64.0

24位
岩手医科大学

63.5

24位
北里大学

63.5

24位
聖マリアンナ医科大学
63.5
24位
福岡大学

63.5

28位
久留米大学

63.0

28位
埼玉医科大学

63.0

28位
金沢医科大学
63.0
31位
獨協医科大学
62.5
32位
川崎医科大学
62.0
32位
東京女子医科大学
62.0

☆佐藤代表の著書が1月19日より全国有名書店で発売中☆

『あなただけの医学部合格への道標』メルリックス学院佐藤代表・著
ISBN978-4-7825-3591-2(産学社)

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佐藤
佐藤
メルリックス学院代表。1971年、愛知県名古屋市生まれ。1995年、名古屋大学法学部法律学科卒。日本生命保険相互会社、中央出版など教育系出版社を経て2018年から現職。2020年に大阪医学部予備校ロゴス、2022年にDDPを吸収合併。著書に『あなただけの医学部合格への道標』(産学社)などがある。

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