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医学部予備校と大手予備校の違い(5)|生徒のタイプ別ケース

こんにちは。
メルリックス学院代表の佐藤正憲です。

医学部予備校と大手予備校の違いシリーズ第5回。今回は「医学部予備校を利用して大きく伸びる生徒の特徴」を私の経験則を基にタイプ別でお伝えしようと思います。


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目次[非表示]

  1. 1.タイプ1 高校の基礎学力が固まっていない生徒
  2. 2.タイプ2 大手予備校で一通りのことは学習されてきた生徒
  3. 3.タイプ3 医学部予備校の木目の細かさを目的に入学される生徒
  4. 4.タイプ4 自分に我を持ちつつも講師や教務の忠告にはしっかり耳を傾ける生徒
  5. 5.タイプ5 仕事を持ちながら主婦をしながらの環境下で受験を志す生徒

タイプ1 高校の基礎学力が固まっていない生徒

このタイプの生徒さんは何色にも染まっておらず、純白な状態ですので、医学部予備校で学習していく中で伸びが非常に速いです。


大手予備校ですと、そもそも彼らに適合したカリキュラムが無かったりします。当然、私共メルリックス学院でも中学校の復習から進めるケースも少なくはありません。


但し、その場合、「絶対に医学部に入る」という強固な意志ではなく信念があることが条件になります。中学校の内容はまだ濃くないですので、学習も捗るので楽しいですが、高校の内容に入ると途端に内容が複雑になり、今までスムーズに流れていたペースが決してそうではなくなります。その時に支えるのが「絶対に医学部に入る」という信念です。


それがあれば、大抵の場合はゼロからのスタートでも2~3年で医学部に合格していくケースが多いです。また、医学部予備校ですと、大抵、一月に一回は教務面談があるので、その際に進捗が速い教科に関してはクラス授業に入れてもらえたり、個別授業とのハイブリッド授業を用意されたりと柔軟に対応してもらえる点も医学部予備校の最大の利点であります。


タイプ2 大手予備校で一通りのことは学習されてきた生徒

このタイプの生徒さんは大きく伸びていくケースと停滞するケースの2パターンがあります。


大手予備校のカリキュラムは国公立大学に合わせるケースが多く、学力の礎はそれなりに構築されていても特に私立大学医学部入試への特殊性には対応し切れないケースが多いです。

関東圏の医学部予備校は関東圏の私立大学医学部に照準を合わせた内容で通年の授業を進めていきます。一方で関西圏の医学部予備校も関西圏の私立大学医学部に照準を合わせて通年の授業を進めていくケースが多いです。

大手予備校では学力は付いている実感はあるが、私立大学医学部の問題になると合格点をクリアーできないということになり、相談にみえることも多いです。


特に地方国公立大学医学部入試と異なり、私立医学部入試は非常に特殊性が高いですのでその辺りの事情に精通している医学部予備校に委ねた方が合格へのパスポートは早く手に入るでしょう。


逆に大手予備校から医学部予備校に移っても成績が停滞するケースもあります。
これは、医学部予備校にスカラーシップをもらって入学してくる生徒に当てはまることも多いのですが、大手予備校で学んだ手法、教材に固執して医学部予備校の方式になかなか順応しようとしない場合に多いです。


確かに、全国的な権威の講師が大手予備校には多々みえます。そのような講師に教わったことは大切に持ち続けたい気持も分からないではないですが、医学部受験の世界でも「餅は餅屋」です。思い切って今までのものを断捨離して新規一転、真新な気持で医学部予備校に入学してきて欲しいものです。


タイプ3 医学部予備校の木目の細かさを目的に入学される生徒

このタイプの生徒は一番、合格までのスピードが速いです。

もちろん、彼らにも大手予備校を選択する余地はあるのですが、医学部予備校ですと、講師との距離も大手予備校の場合と比較しても圧倒的に近いです。

また、質問や添削にも殆ど時間を空けることなく対応できます。大手予備校と同格に力のある講師に木目細かく指導してもらうことを目的にして医学部予備校に入学してきて下さる訳ですから非常に目的意識がしっかりしているので、伸びも必然的に早くなります。


タイプ4 自分に我を持ちつつも講師や教務の忠告にはしっかり耳を傾ける生徒

私が実際に担任した生徒の事例としてご紹介させて頂きます。

メルリックス学院では後期からは演習形式中心の授業になります。授業の中やチェックテスト、模試等で解けなかった問題をABCに分け、Aは何度も繰り返し解きなおし、絶対に早急に解けるようにならないといけない問題。Bは入試までに解けるようになれば良い問題、Cはほぼ無視しても良い問題を整理してもらいました。

判断に迷う場合は講師の先生に小まめに聞きに行ってもらいました。この作業を後期、徹底的に繰り返し行った結果、前期の基礎を徹底的に習得できたことも相重なり、後期の模試はコンスタントに偏差値60代後半を出せるようになりました。結果的に一浪の時より偏差値が10近く高いところで安定するようになりました。

この作業は途中でやめてしまう生徒が大半の中、入試前日まで彼女はABの問題を復習していました。ここまでこの作業を徹底してされたのは彼女以外いません。

自分に都合の良い理屈を言って実行しないことが多い中、このように素直に耳を傾けて為すべきことをしっかりと実践してくれる生徒は医学部予備校の専門性も重なり、このように大きく伸びます。


タイプ5 仕事を持ちながら主婦をしながらの環境下で受験を志す生徒


このタイプの生徒は特殊なケースと言えますが、一日のうち受験勉強に充てられる時間が非常に限られてくるので、受験校から一般入試以外の方法も考える必要が出て参ります。


特に私立大学医学部の様々な入試形態については医学部専門予備校の方が細部まで把握しておりますので、個々に最適な受験プランをお勧めできるはずです。


私がメルリックス学院大阪校に赴任した最初の生徒さんに主婦の方がいました。仕事と子育てをしながら医学部受験をされておりました。


本当は本科生として入学されたかったのですが、保育園の迎えの時間がある関係で個別受講生という立場でした。ただ、講師からの課題を完璧にこなし、ご自身でも効率の良い勉強法を絶えず追求した結果、1年で京都府立医科大学合格をもぎ取ってしまいました。


このように大手予備校では講義の時間的制約が多く、取りたい授業が取れない。また、個別専門予備校ですと、講師に当たり外れが生じる蓋然性が高くなります。


その点、医学部予備校の講師は昼間の時間帯は本科授業以外の空き時間もあり、その時間帯に個別指導を入れ込むこともできます。そのような意味で時間の制約に追われている方にとっても医学部予備校の利用価値は高くなると言えましょう。




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佐藤
佐藤
メルリックス学院代表

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