
帝京大学医学部 合格 鳥居 海里さん / S. Sさん
大手保険会社から医学部を目指し、見事41歳にして医学部合格を勝ち取った
大手予備校に通っていた鳥居さんの1浪目は不完全燃焼で終わってしまった。現役の時に推薦対策でお世話になったメルリックスに入学した彼の2浪目にかける思いは並々ならぬものがあった。だが思うように模試の成績が伸びず、夏頃から勉強への集中力が徐々に欠けるようになった。これではまずいと思った彼は自ら志願して「夜間強制自習コース」を途中から取ることにした。
毎日、授業が終わってからチューターにつきっきりで勉強を見てもらうことによって、やる気のムラに関係なく勉強できるようになった。また寮に入っていた彼は毎朝、担任に電話を入れてもらうことで、その日の調子を把握してもらうと同時に規則正しい生活リズムを保つようにした。
入試が始まってからは、どんな時も担任にその日の試験の出来を報告して翌日の試験に臨んだ。
帝京の2日目でやっと自分の力を出し切ることができた鳥居くんは、そのまま2次試験の小論文と面接も会心の出来で正規合格を勝ち取った。
世界一の規模を誇る保険会社に勤めていたSさんは「自分の生きたいように生きたい」という強い思いで医学部を目指すと決めた。 文系の大学を卒業した彼が最後まで手こずったのはやはり数学であった。解法に関する知識を一通り網羅しても実際の入試問題が解けないという、数学が苦手な受験生なら誰もが当たる壁にぶつかり、彼はメルリックスのテキストに載っている練習問題をどれだけ時間がかかっても自分の力で解くことに全力を注いだ。
ぱっと見てわからない問題も自分の知っている知識で何とかするというやり方は、徐々にSさんに「自分は数学ができないわけじゃない」という自信を与えてくれた。
前年度の2次試験で面接官に「医師志望理由が伝わってこない」と言われた経験から、Sさんは自分の年齢に大学が不安を感じていることがよくわかっていた。 メルリックスの面接練習で自信がつき、国際医療福祉大学の30分×2回の個人面接も堂々とこなした。 諦めずに努力を続けたSさんのもとに帝京から正規合格の通知が届いた。41歳での合格であった。