
後期逆転合格は可能か?―埼玉医科大学の場合―
こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。
※メルリックスでは後期逆転合格セミナーを東京・名古屋・大阪で開催します。
また、後期直前集中合宿も東京・名古屋・大阪で行います。
目次[非表示]
3月4日は4校の後期試験が重なっている
私立医学部の「逆転合格」シリーズ、4回目は埼玉医科大学を取り上げます。
今年の私立医学部後期入試は3月4日に4校の1次試験が重なっています。
関西医科大学、昭和大学、日本大学、そして埼玉医科大学です。
関東の受験生は昭和、日大、埼玉医科のどれを受けるかという選択を迫られることになります。
そして、学力的に自信のない受験生はおそらく埼玉医科を選ぶのではないかと思います。
合格のカギは英語
埼玉医科大学の1次試験はオールマークシート方式です。英語70分、数学50分、理科2科目90分と変則的な試験時間になっています。
これは英語が重視され、英語の配点が150点と高かった時代の名残りです。今は英語100点、数学100点、理科2科目200点のフラット型配点になっています。
基本的に試験時間は短めで手早く処理することが求められます。特に英語はスピード勝負になりますので、過去問の対策がしっかりできている受験生が有利になります。
大学が公表しているデータを見ると、英語の平均点が他の科目よりも高い傾向にあります。これは英語の問題が易しいからというより、英語が比較的得意でしっかりと対策をした受験生が集まっているからと言えそうです。
※前期の埼玉医科大学解答速報はこちらからご覧いただけます
1次合格の目安は約6割
一般後期の1次合格最低点は昨年243点(60.8%)、一昨年237点(59.3%)です。
一般前期の1次合格最低点は昨年245点(61.3%)、一昨年238点(59.5%)です。
問題の難易度・傾向は前期と後期でほとんど変わらず、6割前後が1次合格の目安になるでしょう。
1次試験では小論文も行われますが、医学部の英語と小論文の対策をしていれば特別に対策する必要はない問題が出題されます。小論文は段階評価であり、2次試験の合否判定の時に使用されます。
埼玉医科といえば、一昔前は年齢差別が噂されたことがありましたが、昨年は22歳以上の入学者が10人と全体の7.7%を占めています。
メルリックスからも20代や30代の生徒が合格しています。面接でしっかり準備をすれば気にする必要はないと考えています。